医学部に学士編入した臨床心理士のブログ

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医学部体験記② 医学部生たち

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*医学部ってどんなところ?

ちょっと想像してみてください。医学部って一体どんなところでしょうか。

今回は、知られざる医学部について大雑把に書いていきたい。

 

お金持ちの坊ちゃん嬢ちゃんの集まり?インテリのがり勉と天才ばっかり?今どきの大学の傾向に漏れず、やはり動物園?(最近の大学って、本当に動物園って言われたりしますよね)。

 

私は現役時代、進学校と言われる高校に通っていたが、当時の私の成績は学年で下から10番くらい。医学部を狙う上位勢を、雲の上の存在だと本気で考えていた。だから、念願かなって医学部学士編入に合格したときには、うれしい反面、不安もあった。どんな世界なんだろうか、と。

 

結論から言うと、確かに金持ちの傾向にあり、みんな優秀な頭脳を持ち、そして講義室の後ろは動物園だった。

 

*はじめての講義

はじめての講義は解剖だった。座学と実習を織り交ぜた時間割となっていたのだが、最初の座学が、衝撃の体験であった。講義がはやい。とにかくはやい。先生は1~6コマまでずっと、怒涛のはやさでレジュメを進めていく。全く理解が追い付かない。無理だった。しかし現役医大生は平気な顔をしている。余計に不安になる。

 

後で聞いたら、「ああ、俺もわからなかったよ。でも後で勉強すればいいから」とのこと。勉強慣れしているのだ。とにかく彼らは試験慣れ、勉強慣れしている。学習に関して、頭脳が最適化されているのだ。ずっと野球をやってきた甲子園プレイヤーが、プロ入りしたら、プロの環境に驚きつつも適応していくように。医大生は、医師になってからも続く絶え間ない自己研鑽に、学生のうちから既に準備されている。

 

*基本的に車持ち

大学の駐車場には国産の普通車がズラリ。たまに外車もチラホラ。教職員ではなく、学生駐車場の話。しかし、彼らにとってはこれが普通なのだ。確かに私大医学部はもっとすごいらしいが、これも十分に裕福な家庭環境であることに無自覚なんだな、と思った。うう、臨床心理士の安月給を見せつけてやりたいと思った(本当は見せたくない)。

私が地方現役国立大学生だった頃は、車持ちは神扱いだった。しかも大抵は軽自動車。普通自動車もってたら、「あいつスゲー」あるいは「あいつヤベー」だった。都会では公共交通機関が発達しているから不要だが、地方では神器であった。

 

*低学年の頃の講義室後ろは普通の大学生

医学部といえども、講義室の後ろでは、携帯やパソコン、ときに携帯ゲームで友達と遊んでいたりする、こともある。勉強慣れしていると同時に、力加減も心得ていて、抜くところは抜くのだ。恋愛もするし、飲み会もするし、徹夜もすれば、サボりもする。彼女ができないと嘆くやつも、普通の大学と同じようにいる。

 

*まとめ 一括りにはできない(笑)

ここまで、医学部生を一括りにして語ってきたが、実際には色んな人がいます!なんという当たり前のオチ。

他にも、書き切れなかったが、恋愛の話、村社会で6年間の苦行話、部活の話、体育会系が多い話、痩せている人が多いというか太っている人が少ない話、看護学科との関係の話、強い女子の話、数少ないオタク系男子の話、実習の話を今後も続けて書いていきたい。

また、精神科の話や、最近のトピックスについても、覚え書きのように書いていきたい。

それでは、本日はここまで。蛙正(アセイ)でした。